今は文系の国立大学に通っていますが、昔から漠然とデザインというものに興味がありました。大学2年終了時、就職活動に入る前に休学してデザインを体験したり学んだりしてみたいと思い、インターネットでそれが実現できる場所を探していたんです。フブキを選んだのは、僕の家が府中で近かったこと、紙とウェブの両方のデザインを手がけていることが理由でした。当時アルバイトの募集はしていなかったのですが、思い切ってメールをしてみたところ、代表の角川さんが事務所に呼んでくださり、その時に「タダでいいので入れてください!」とお願いしました。半年ほどインターンを経験し、その後アルバイトとして働きました。
主な業務は、ウェブのコーディングです。ただ、僕はデザインには興味があったのですが、ウェブの知識はまったくなかったので、最初は社員の方々に指示をいただきながら部分的に担当しました。本を買って読んだりなど、自分でも積極的に勉強しましたね。html、CSSなどの基本から、CMSやPHPさらには Flashなどまで、ビジネスにダイレクトにつながるウェブの知識や技術を吸収できる環境が整っていました。そのお陰で、最終的にはウェブサイトを一から作ることもできるようになりました。
この春から勤務するのが大手広告代理店なのですが、フブキでのインターンで案件単位で仕事ができるほどスキルアップし、ある程度知識もついていたので、それが就職活動をするうえでの強みになったと思います。広告の単純な知識や構造は本を読めばわかりますが、実際にお金をいただいて制作する経験は、学校では決して得られないものです。将来的にウェブの仕事に携わることになっても、現場を少なからず知っているため、制作会社などとのお付き合いにおいても強みになるかと思います。
「カタさがない」ということでしょうか。変に形式ばったりしていないところが、フブキの「らしさ」だと思います。知識も経験もない学生として入った僕に対しても、表面上ではなく人としてしっかり向き合ってもらえました。また、フブキには外国人の社員がいたり、さまざまな企業の方とのお付き合いがあったりしましたが、どれも学校では学べない交流でした。社員だけの飲み会やイベントもあり、公私問わず関わりあいのある温かい雰囲気も、フブキの「らしさ」ですね。