最近、「AIで調べたら、同業のあの会社の名前が出てきた」という話をよく聞くようになりました。検索エンジンで調べていた人が、ChatGPTやGeminiに質問するようになってきています。そこで自社の名前が出るかどうかは、これからのウェブで大事なポイントになりそうです。
では、どうすればAIに名前を出してもらえるのでしょうか。
AIは、ネット上にある一般的な知識をひととおり学んでいます。「〇〇の注意点」や「〇〇の選び方」のような記事を新しく書いても、AIからすると「知っていること」です。わざわざ御社の名前を挙げる理由がありません。
AIが名前を出したくなるのは、AIが知らないことを書いている会社です。実際にあった事例や、現場の数字、うまくいかなかった話と、それをどう乗り越えたか。こうした社内にしかない話を「一次情報」と呼びます。
一次情報が大事だとわかっても、「では何を書こう」で止まってしまいます。ウェブ担当の方は、社内の話をすべて知っているわけではありません。事例は営業の人が知っていて、数字は現場の人が持っている、ということがほとんどです。
そこでフブキでは、AIが知っていることと、知らないことの境目を、AI自身に教えてもらうやり方を考えました。
お客さんがAIに聞きそうな質問を1つ決めて、ChatGPT・Gemini・Claude・Perplexityに同じ質問をします。無料版で大丈夫です。返ってきた答えは、読まずにそのまま貼るだけです。
貼った答えから、AIが挙げた課題を並べます。たくさんのAIが挙げた課題ほど、お客さんが気にしている可能性が高いといえます。あわせて、それぞれの課題でAIが事例や数字をどれくらい出せているかも見ます。ふんわりした一般論しか出せていない課題は、AIがまだよく知らない部分です。
並んだ課題のうち、御社が自信をもって語れるものにチェックを入れます。「お客さんが気にしている」「AIがよく知らない」「御社なら語れる」、この3つが重なるところが、書くべきテーマです。
選んだ課題ごとに、その話を知っている人と手がかり(URLやファイル名、案件名)をメモします。まだ中身を書く必要はありません。担当者ごとに「聞く文」が自動でつくられるので、Excelで書き出して社内に回せば、材料が集まってきます。
全部を一度にやる必要はありません。一週間に質問ひとつくらいのペースで十分です。続けるうちに、「うちにしか書けないこと」の地図が少しずつ埋まっていきます。
このやり方を、そのまま使えるシートにしました。AIで検索されるためのウェブコンテンツをつくる、最初の一歩として、フブキが考えたシートです。この下でそのまま使えて、入力した内容はどこにも送信されません。ぜひ一度、試してみてください。
補足:AI検索まわりの言葉の定義
この記事では、AIの答えに自社の名前や情報が出るようにする取り組み全体を扱っています。この取り組みには、いくつかの呼び方があるので、定義を並べておきます。