まず、大前提として「パソコンの前で何時間も唸る」という古いブログ執筆のイメージは捨ててください。最新のテクノロジーを使えば、話は別です。
私たちが推奨するHubSpotの「Content Hub」のようなAI搭載ツールを使えば、日々の業務で生まれたアイデアや、社員との会話の録音データを、ものの数分で記事の形に整えることができます。社長がやるべきは、素材となる「生の言葉」を提供し、最終的な確認をするだけ。実質的な稼働時間は「1記事あたり10分」で十分可能です。
では、この前提で、そろばんを弾いてみましょう。
年収3,000万円の社長の時間を、コストとして算出します。
年収: 30,000,000円
年間稼働時間(概算): 1,920時間(1日8時間×月20日×12ヶ月)
時給換算: 約15,625円
分給換算: 約260円
ここから、ブログ1記事にかかる「社長の人件費」が割り出せます。
1記事(10分)のコスト: 260円 × 10分 = 2,600円
これを、無理のない範囲で「週3回」投稿したとします。
月間の投資コスト: 2,600円 × 約13本(週3回×4.3週)≒ 約33,800円/月
つまり、社長が月に約3.4万円分の時間を投資する。これがスタートラインです。
次に、この投資が何を生み出すかを見ていきます。 投稿した記事が、現在のネット状況で地道に読まれ、1記事あたり月間「50アクセス(PV)」を集めたと仮定します。(月間累計で約650PVです)
社長の生の言葉が載った、質の高いBtoB記事へのアクセスです。これをネット広告で買おうとすれば、クリック単価(CPC)は安くても300円程度はかかります。
広告換算価値: 650PV × 300円/クリック = 195,000円相当
【結果A】 レバレッジ約5.7倍 月に約3.4万円の時間投資で、約19.5万円相当の集客効果を生み出しています。広告費として見れば、破格のパフォーマンスです。
さらに実利的な計算をしてみましょう。多くのBtoB企業が目標とする「問い合わせ獲得単価(CPA)15,000円」を基準にします。 ブログ読者が、LP(ランディングページ)へ移動し、問い合わせに至る確率を、非常に保守的に「0.5%」と見積もってみます。
月間予想問い合わせ数: 650PV × 0.5% = 3.25件
問い合わせの価値: 3.25件 × 15,000円(目標CPA)= 48,750円相当
【結果B】 保守的に見ても黒字 月に約3.4万円の時間投資で、約4.9万円相当のリード獲得価値を生み出しています。最も厳しく見積もっても、投資対効果(ROI)は約143%のプラス収支です。記事の質が上がり、コンバージョン率が1%になれば、利益率はさらに跳ね上がります。
以上の計算から、年収3000万の社長であっても、「1日10分」でブログを書くことは、十分に実利があることが証明されました。
しかし、この計算には、数字に表れない最も重要な価値が含まれていません。
「消費」ではなく「資産」である点: 広告は、お金を止めればアクセスも止まる「消費」です。しかし、ブログ記事は一度投稿すれば、来月も再来月も、追加コストゼロで集客し続ける「資産」になります。時が経てば経つほど、ROIは良くなっていきます。
AI検索時代への適応: 社長独自の「生き様(一次情報)」は、将来的にGoogleやChatGPTなどのAI検索で引用される可能性が極めて高い情報です。そうなれば、「1記事50PV」どころではない、桁違いのアクセス流入が見込めます。
リードの「質」の違い: 何より、広告でたまたまLPに来た人と、社長の哲学に触れて共感してLPに来た人では、その後の商談成約率が段違いです。
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