さらにclaudeちゃんから示唆をもらう。。
こんにちは。『かくさん』こと、株式会社フブキ代表の角川英治です。
自社更新を提案してきた自分が、自社ブログで失敗していた話を先日書きました。その記事に対して、こんな問いが返ってきました。「自戒を込めながら、これは合意形成を提案している本人でさえ、自分では気づかないということではないか」と。これは痛いところをついています。そしてこれは、フブキだけの話ではない。
世界中で、同じことが起きています。
整理整頓のコンサルタントの机が散らかっている。マーケターが自社のマーケティングを後回しにする。財務の専門家が自分の家計管理を放置している。コーチが自分にはコーチをつけない。
これは怠慢でも矛盾でもありません。人間の構造的な問題です。
自分のことは、自分では見えない。
フブキの場合で言うと、「誰に何を伝えるかの合意が取れていない」という問題は、GA4のデータにずっと出ていました。dokie aiへの流入が127クリック。フブキのサービスに関連するクエリはほぼゼロ。データはそこにあった。しかし自分では見えていなかった。
見えなかった理由は、見る「問い」を持っていなかったからです。データは問いを立てた人間にしか答えを教えてくれません。
フブキが提供するCCBメソッドは、ワークショップという形式を取ります。社内の人間だけで議論するのではなく、外部のファシリテーターが問いを立てる場です。
なぜワークショップでなければならないのか。社内会議ではだめなのか。
これを「外部の視点が必要だから」と説明することが多いのですが、本質はもう少し深いところにあります。
自分たちの「当たり前」は、自分たちには見えない。
製造業のある会社で、CCBワークショップを行ったときのことです。経営者は「うちの強みはスピードだ」と言っていました。営業は「うちの強みは品質だ」と言っていました。製造現場は「うちの強みは職人の技術だ」と言っていました。
三者が同じ会社に20年以上いながら、「自社の強み」を違う言葉で語っていた。社内会議ではこのズレは出てきません。それぞれが「相手もわかっているはず」と思って話しているからです。外部から問いを立てて初めて、ズレが可視化される。
合意形成が必要だとわかっている人間が、自分の合意形成ができていない。これは矛盾ではなく、「わかっている」と「できている」が別の能力だということです。
水泳の理論を完璧に説明できる人が、泳げるとは限らない。料理の知識がある人が、自分の食事を丁寧に作るとは限らない。
フブキの場合、クライアントに対しては「誰に何を伝えるかを決めてから制作に入りましょう」と言える。しかし自社のブログに対しては、その問いを立てていなかった。
知識は外に向けるのは得意で、内に向けるのは難しい。これは人間の認知の構造です。自分自身のことは「わかりすぎている」ために、かえって問いが立てにくくなる。
答えは、CCBメソッドが示しています。
自分のことを、外部の問いで見る機会を作る。
フブキが今回やったことは、GA4データをそのまま見るのではなく「このデータが示す問いは何か」という角度から読み直すことでした。その過程で「dokie ai問題」が見えた。「誰に向けて書いているかが決まっていない」という本質が見えた。
これは誰かに外から問いを立ててもらうことで初めて見えてきた。
自社でWebを更新することと、自社のWebに問いを立てることは、別の作業です。更新はツールがあればできる。問いを立てるためには、外部の視点か、外部の問いを借りる仕組みが必要です。
AI検索の時代に「誰のどんな問いに答えるか」を定義することがコンテンツ設計の起点になった。これはある意味で、すべての会社に「外部の問いを持つ仕組み」を求めているということでもあります。
規模が大きくなると、この問題はより深刻になります。
ステークホルダーが増える。部門が増える。「当たり前」が増える。外から見えないものが増える。経営者は「自社のことを一番わかっている」と思っているが、それゆえに「自社の当たり前」が見えにくくなっている。
帝国データバンクの調査では、年商100億円以上の企業でも、Webサイトが会社の実態を正確に反映できていないケースは珍しくありません。むしろ規模が大きいほど、「誰が決めるか」が不明確になり、Webの更新が止まりやすい。
合意形成の問題は、規模に関係なく起きます。そして、自分では気づけないという構造も、規模に関係なく同じです。
Q. 社内で合意形成をしようとしても、うまく進みません。何が問題ですか?
A. 多くの場合、「何について合意するか」が定まっていないことが原因です。「Webサイトをどうするか」という問いは広すぎて、議論が発散します。「誰に・何を・なぜ伝えるか」という問いに絞ることで、合意の対象が明確になります。CCBメソッドはこの問いの設計から始めます。
Q. 外部のファシリテーターを入れずに、社内だけで合意形成はできますか?
A. できないことはありません。ただし「社内の当たり前」が議論の前提になりやすく、ズレが可視化されにくい。特に経営者と現場の認識のズレは、外部の問いがなければ出てきにくい。社内だけで進める場合は、「自分たちが当たり前だと思っていることを疑う」という意識的な作業が必要です。
Q. CCBメソッドは、どんなタイミングで始めるのが効果的ですか?
A. Webリニューアルの直前より、「なぜリニューアルするのか」を議論し始めた段階が最適です。制作に入ってから合意形成をしようとすると、手戻りが大きくなります。「何かが違う」と感じた瞬間が、CCBを始めるサインです。
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