こんにちは、フブキの角川英治です。
AIの進化が止まりません。コンサルティング業界でも「AIを駆使していかに高度な戦略を立てるか」「いかにコンサルタント自身が賢くなるか」が議論されています。
もちろん、それも素晴らしい進化の一つです。
ですが、僕は今日、ここで全く別の宣言をしたいと思います。
もし、AIが四次元ポケットを持つ「ドラえもん」だとしたら、それを使う僕たち人間は、無理にドラえもんになろうとする必要はない。
むしろ、ドラえもん(AI)に全幅の信頼を寄せ、その能力に頼り切る「のび太」に徹することでしか、見えない景色があると思うのです。
誤解を恐れずに言えば、世界中のビッグデータや成功事例、論理的な最適解。これらを引き出す能力において、生身の人間はもうAIには敵いません。
ビジネスの「正解」や「アイデアの種」を出すのが得意なのは、僕ではなく、僕の隣にいるAI(ドラえもん)です。
では、AIという最強のパートナーを得た今、僕は何をするのか?
僕は、浮いた脳のリソースと時間のすべてを、**クライアントである皆様への「傾聴」**に注ぎ込みます。
これまでのコンサルタントが、資料作成や分析に使っていたエネルギーを、すべて「あなたと向き合うこと」に使うのです。
経営者の孤独な悩み、現場社員の言葉にならないモヤモヤ、組織に漂う諦めや熱気……。
そういった、データ化される前の、生々しい人間の感情や人生観。
それを全身全霊で聴き、受け止め、のび太くんのように一緒に悩み、時には一緒に泣く。
「賢いふり」はしません。AIがいるから、その必要がないのです。
その代わり、誰よりもあなたの隣に座り、あなたの言葉に耳を傾ける存在でありたいのです。
ただ話を聞くだけなら、友人と変わりません。ビジネスとしての価値は、ここからです。
僕が「のび太」として徹底的に傾聴し、吸い上げた皆様の「人生観」や「モチベーションの源泉」。
この、世界に一つしかない「ヒューマン・データ」を、AI(ドラえもん)に渡してチューニングするのが僕の役割です。
「AIよ、一般的にはこうかもしれない。でも、この会社の社長はこういう人生を歩んできて、社員たちは今、こんなことに熱くなっているんだ。それを踏まえた上で、最適な成長ストーリーはどうなる?」
そうやって問いかけることで、無機質なビッグデータは、初めて**「御社だけの体温を持った物語」**に変わります。
AIは、人間の感情を直接肌で感じることはできません。
だからこそ、僕が間に入り、Hub(結節点)となる。
僕が皆様の想いを深く理解すればするほど、AIから引き出される答えもまた、皆様の心に響くものになるのです。
AIという「ドラえもん」の力を借りて、論理的な正解を導き出しながら、僕という「のび太」が皆様の心に寄り添い、納得感を作る。
論理(AI)と感情(人間)。
この両方が噛み合ったとき、組織は驚くべきスピードで成長を始めます。
このプロセスこそが、私たちフブキが提供する**「合意形成コンサルティング(CCB)」**の正体です。
他社のコンサルタントの方々が、AIを使ってよりスマートな提案をすることを目指すなら、僕はAIを使ってよりディープな「人間理解」を目指したい。
「角川さんは、なんだかんだ言って、結局一番話を聞いてくれるよね」
そう言っていただけることが、僕にとっての最大の褒め言葉です。
AIがいるからこそ、もっと人間らしく。
そんな新しいコンサルティングのカタチを、御社と一緒に作っていけたら幸いです。
徹底的な傾聴と、AIによる最適解の融合。