代表のAI徒然日記

心臓病にならないための「毎日の食事」について

作成者: EIJI KAKUGAWA|Nov 2, 2025 5:09:01 AM

この動画で医師が最も強調しているのは、「加工食品を避け、本物の食材を食べること」、そして「インスリンレベルを上げないために頻繁に食べないこと」です。

 

推奨される食品・習慣

 

  • 食物繊維を増やす: 腸内細菌のエサとなり、腸の健康を守ります。特に、週に30〜40種類の多様な野菜を摂ることが推奨されています。

  • 発酵食品: ケフィア (※1) などの発酵食品は、腸内環境を整える良い細菌を供給します。

  • 良質な油: サラダにはオリーブオイル、高温調理にはバター、ギー (※2)、ココナッツオイルを使用します。

  • 良質なタンパク質: グラスフィニッシュ(牧草のみで育てられた)の肉、魚、卵。

 

避けるべき・制限すべき食品

 

  • 加工食品と砂糖: クッキー、ケーキ、スナック菓子、清涼飲料水などは、インスリン (※3) を急上昇させ、炎症を引き起こすため、最も避けるべきものです。

  • 精製された炭水化物: 白いパン、パスタなど。

  • 過剰な果物: 果物に含まれる**果糖(フルクトース)**は、肝臓で直接脂肪に変換され、脂肪肝 (※4) の大きな原因となります。

  • オレンジジュース: 血糖値を急激に上げるため避けるべきです。

  • 植物性シードオイル: オメガ6脂肪酸 (※5) が多すぎ、炎症の原因となるため避けます(例:キャノーラ油、コーン油、大豆油)。

 

食事に関する具体的なアドバイス

 

  • 白米について: 現代の米はヒ素 (※6) を多く含むため、調理法に注意が必要です。

    1. 一晩水に浸し、その水を捨てる。

    2. たっぷりの水で炊き、炊き上がったらそのお湯も捨てる。

    3. 米を冷蔵庫で冷やす(これによりレジスタントスターチ (※7) という消化されにくいデンプンに変わり、インスリンの上昇が緩やかになります)。

    4. 食べる時に温め直す。

  • 朝食について: 医師は、内臓脂肪を減らすためには朝食を抜くこと(18時間の断食を推奨)を勧めています。

  • 調理法: 食品を黒く焦がすと、AGEs(終末糖化産物) (※8) という炎症を引き起こす物質が生成されるため、焦がしすぎないようにします。

 

なぜ食事が重要なのか?:インスリンと内臓脂肪

 

  • ぽっこりお腹の原因である内臓脂肪 (※9) は、非常に危険で炎症を引き起こす脂肪です。

  • 私たちが炭水化物や糖を頻繁に食べると、血糖値を下げるためにインスリン (※3) が大量に分泌されます。

  • インスリンが常に高い状態(高インスリン血症 (※10))が続くと、体はインスリンの言うことを聞かなくなり(インスリン抵抗性 (※11))、インスリンは余った糖を内臓脂肪として蓄え始めます。

  • これが心臓病、糖尿病、脂肪肝 (※4) の根本的な原因です。

 

最速で内臓脂肪を燃やす方法:ファスティング(断食)

 

  • 内臓脂肪を減らす唯一の方法は、インスリンレベルを下げることです。

  • インスリンを下げる最も強力な方法がファスティング(断食) (※12) です。

  • 断食開始から12時間経つと、体は糖の代わりに脂肪を燃やし始めます。その際、最初に燃やされるのが内臓脂肪です。

  • 医師は、最終的に**18時間断食し、6時間の枠内でのみ食事をする(18:6)**ライフスタイルを推奨しています。

 

心臓病と炎症の隠れた原因

 

心臓発作は、「炎症」によってプラーク(動脈硬化) (※13) が破裂し、そこに血栓 (※14) ができることによって起こります。食事以外に炎症を引き起こす隠れた原因には以下のようなものがあります。

  • リーキーガット(腸漏れ) (※15): 腸のバリアが壊れ、毒素が血流に入り込み、肝臓や全身で炎症を引き起こします。

  • 毒素: 特にカビや、農薬、重金属(米に含まれるヒ素 (※6) など)が炎症を引き起こします。

  • 運動のしすぎ: マラソンなどの有酸素運動のやりすぎは、体内に炎症を引き起こすことがあります。短時間のHIIT (※16) や筋力トレーニングが推奨されます。

  • 睡眠不足: たった一晩の睡眠不足でも、翌日インスリン抵抗性 (※11) を引き起こします。

  • 迷走神経 (※17) の不調: ストレスやリーキーガットなどで迷走神経(リラックスを司る神経)が弱まると、動悸や不整脈が起こりやすくなります。

 

注釈(用語解説)

 

  1. ケフィア: 牛乳などを乳酸菌や酵母で発酵させた、ヨーグルトに似た発酵飲料。

  2. ギー: バターから水分やタンパク質を取り除いた、純粋な乳脂肪(澄ましバター)。

  3. インスリン: すい臓から分泌されるホルモン。食事で上がった血糖値を下げる働きがあります。

  4. 脂肪肝: 肝臓に脂肪が過剰に蓄積した状態。アルコールだけでなく、糖質の摂りすぎでも起こります。

  5. オメガ6脂肪酸: 植物油(コーン油、大豆油、キャノーラ油など)に多く含まれる脂質。適量は必要ですが、現代の食生活では過剰摂取になりやすく、炎症を促進するとされます。

  6. ヒ素: 自然界に存在する重金属の一種。土壌や水に含まれ、高濃度では人体に有毒です。

  7. レジスタントスターチ (難消化性デンプン): 消化・吸収されずに大腸まで届くデンプン。食物繊維のように働き、腸内環境を整え、血糖値の急上昇を抑えます。

  8. AGEs (終末糖化産物): タンパク質と糖が加熱されてできる物質。「焦げ」に多く含まれ、体内で炎症や老化を促進するとされます。

  9. 内臓脂肪: 胃や腸など、お腹の臓器の周りにつく脂肪。皮下脂肪と異なり、炎症を引き起こす物質を分泌しやすいとされます。

  10. 高インスリン血症: 血液中のインスリン濃度が慢性的に高い状態。インスリン抵抗性の前兆または結果として起こります。

  11. インスリン抵抗性: インスリンが分泌されても、細胞がうまく反応せず、血糖値が下がりにくくなった状態。内臓脂肪が蓄積すると悪化します。

  12. ファスティング (断食): 一定期間、意図的に食事を摂らないこと。インスリンレベルを下げ、脂肪燃焼を促す目的で行われます。

  13. プラーク (動脈硬化): 動脈の壁の内側にコレステロールなどがたまってできた、お粥(かゆ)状の沈着物。これが破れると心臓発作の原因になります。

  14. 血栓: 血管内で血液が固まってできた塊。これが血管を詰まらせると心筋梗塞や脳梗塞を引き起こします。

  15. リーキーガット (腸漏れ): 腸の粘膜バリア機能が低下し、本来通過しないはずの毒素や未消化物が血中に漏れ出す状態。全身の炎症の原因になると考えられています。

  16. HIIT (高強度インターバルトレーニング): 短時間の激しい運動と休息(または軽い運動)を交互に繰り返すトレーニング法。

  17. 迷走神経: 脳と内臓の多くをつなぐ主要な神経。体をリラックス状態にする副交感神経系の中心的な役割を担います。