Fubuki Journal
2025年12月23日
AIが気の利いたプレスリリースの下書きを瞬時に用意してくれる2026年。それなのに、Webサイトへの実装作業で深夜まで残業していませんか?コードが「書ける」能力を持つ広報担当者こそ、その時間を戦略的な業務に振り向けるべきです。HubSpotの堅牢な基盤と、現場視点で磨き上げた「FUBUKI CMSツール」が、あなたのクリエイティブな時間を取り戻します。
フブキ代表の角川です。
2026年、AIの進化は目覚ましく、テキスト生成や画像生成は日常の風景となりました。私たち広報やマーケティングの現場でも、コンテンツの「素材」を用意するスピードは劇的に向上しています。
しかし、現場を見渡すと奇妙な現象が起きていないでしょうか。
素材はすぐ揃うのに、それが自社のWebサイトに公開されるまでの時間は、以前とさほど変わっていない。むしろ、マルチデバイス対応やパーソナライズ設定などで、工数が増えていることさえある。
ボトルネックは明確です。最終的なアウトプットであるWebサイトへの「実装」プロセスです。
特に、上場企業の広報チームに所属し、HTMLやCSSの知識も持ち合わせている優秀な方ほど、このジレンマに陥りがちです。今回は、そんな「コードが書ける」あなたにこそ提案したい、HubSpot Content Hub上でのCMS構築の最適解についてお話しします。
IR情報、サステナビリティレポート、緊急のメディア対応。上場企業の広報担当者の業務は多岐にわたり、その一つひとつの責任は重大です。
そんな中で発生するWebサイトの更新作業。「ここの余白を少し調整したい」「急ぎでバナーを差し替えたい」。外部ベンダーに依頼すると時間がかかるし、社内のエンジニアは製品開発で手一杯。
「自分でコードを触れるから」と、あなたが直接CMSの裏側を修正して対応する。一見、スピーディーで効率的に見えます。
しかし、これは危険な罠です。
あなたが微細なCSS調整に費やしているその1時間は、本来であれば、機関投資家向けのメッセージを練り直したり、メディアとの関係構築に使われるべき貴重な1時間だったはずです。
「できる」ことと、「やるべき」ことは違います。コードが書ける能力は素晴らしいですが、それを定常的な更新作業に使い続けることは、組織全体の視点で見れば機会損失になりかねません。
では、どうすれば良いのでしょうか。答えは、更新作業の「標準化」と「高速化」にあります。そのための基盤として、私たちはHubSpot Content Hubを強く推奨しています。
2026年の現在、上場企業のWebサイト基盤としてHubSpotを選ぶ理由は明確です。
AIネイティブな環境: コンテンツ生成からSEO分析まで、AI機能がプラットフォームに統合されており、作業効率が段違いです。
世界基準のセキュリティと安定性: DDoS攻撃対策や常時SSL化など、上場企業に求められる堅牢なインフラが標準装備されています。サーバー保守の心配から解放されます。
マーケティングデータとの統合: 単なるWebサイトではなく、CRMと連動したマーケティング基盤として機能するため、広報活動の成果を可視化しやすくなります。
しかし、HubSpotの標準機能だけで、日本企業の繊細なデザイン要望や、IRサイト特有の複雑な構造をすべてカバーしようとすると、どうしてもカスタマイズの工数が発生します。ここで再び「コーディングの罠」が顔を出します。
そこで私たちが開発したのが、HubSpot Content Hub上で動作する独自の拡張モジュール群「FUBUKI CMSツール」です。
これは、HubSpotの良さを活かしつつ、日本のWeb制作現場の「かゆいところ」に手が届くように設計されたツールです。コンセプトは、ローコードとフルコードのいいとこ取りです。
日常業務はドラッグ&ドロップで爆速化:
IRニュースの更新、採用情報の追加といった定型業務は、私たちが用意したデザイン済みのモジュールをドラッグ&ドロップで配置し、テキストと画像を流し込むだけで完了します。HTMLタグを意識する必要は一切ありません。これにより、コードが書けないチームメンバーにも更新作業を安全に委譲できるようになり、属人化が解消します。
「あと一歩のこだわり」にフルコードで介入できる:
ここが重要です。コードが書けるあなたにとって、完全にブラックボックス化されたノーコードツールはストレスが溜まるはずです。FUBUKI CMSツールは、必要な箇所にはカスタムHTML/CSS/JSブロックを挿入したり、モジュール自体のソースコードを編集したりする自由度を残しています。「全体の9割はローコードで爆速で作るが、ブランド表現に関わる重要な1割はコードで緻密に調整する」といった使い方が可能です。
2026年、テクノロジーは人間を単純作業から解放するために進化しています。
コードが書けるという貴重なスキルを、Webページの微調整という「作業」のために浪費しないでください。
堅牢なHubSpotを基盤とし、柔軟なFUBUKI CMSツールを活用することで、Webサイト更新のスピード感は劇的に変わります。浮いた時間を、AIを活用したより高度な情報発信戦略の立案や、ステークホルダーとの対話という、人間にしかできない本質的な業務に投資してください。
それが、AI時代の賢い広報リーダーの選択だと、私は確信しています。
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HubSpot × FUBUKI CMSツールによるサイト構築・運用
上場企業に求められるセキュリティ水準とデザイン品質を両立し、更新スピードを最大化するWebサイト基盤を構築します。コーディング業務から解放されたい広報・マーケティングチームの皆様、ぜひご相談ください。
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