Fubuki Journal

「なんとなく」で発注していませんか?RFP(提案依頼書)の不備が招くリニューアルの悲劇

2026年02月03日

『かくさん』こと、株式会社フブキ代表の角川英治です。

【結論から申し上げます。】 Webサイト制作におけるRFP(提案依頼書)の失敗は、単なる「書き漏らし」ではありません。それは、自社の課題や目的を言語化できていないという「要件定義の欠如」そのものです。RFPが曖昧なままプロジェクトをスタートさせるのは、目的地を決めずにタクシーに乗るようなもの。最終的に、予算超過、納期遅延、そして「使い物にならないサイト」という最悪の結果を招きます。プロの視点から、絶対に避けるべき失敗パターンとその対策を提示します。


現場で頻発する「RFPの致命的な欠陥」3パターン

数多くのリニューアル相談を受けてきた中で、プロジェクトを崩壊させる典型的な失敗パターンがこちらです。

1. 「機能」は書いたが「目的」がない

「お問い合わせフォームが欲しい」「スマホ対応したい」といった機能要件は並んでいるものの、「なぜそれが必要なのか(KGI/KPI)」が抜けているケースです。 これでは制作会社は「箱」を作るだけで、御社のビジネスを加速させる「武器」を提案することができません。

2. 「運用体制」を無視した理想論

高度な更新機能を盛り込んだものの、実際の運用担当者が多忙で更新が止まってしまうパターンです。内製化の範囲や、担当者のITリテラシーがRFPに明記されていないと、宝の持ち腐れになるシステムを導入することになります。

3. ステークホルダーの「後出しジャンケン」

RFP作成時に現場の意見だけで進め、制作が始まってから経営層が「やっぱりこうしたい」と口を出すパターンです。これは要件定義不足というより、社内合意形成のプロセス不足から生じる「差し戻し」の悲劇です。

失敗を防ぐ「フブキ流」要件定義の技術

RFPを単なる「発注書」としてではなく、プロジェクトの「羅針盤」にするためには、以下のプロセスが必要です。

  • 課題の深掘り: 今、なぜリニューアルが必要なのか。現行サイトの何がダメで、どんな数字を改善したいのかを、定量的・定性的に書き出す。

  • 「やらないこと」を決める: 予算と納期は有限です。あれもこれもと詰め込むのではなく、今回のリニューアルで「捨てていい要素」を定義することが、成功への近道です。

  • CCBメソッドによる事前合意: RFPを出す前に、経営層と現場の認識を一致させておくこと。これが最大の「手戻り防止策」となります。

「きれいなサイト」ではなく「機能するサイト」を

RFPは制作会社への指示書であると同時に、自社のビジネスを見つめ直す鏡でもあります。ここを疎かにすると、どれだけデザインが優れたサイトを作っても、ビジネス上の成果は得られません。

具体的で、かつ自社の熱量が伝わるRFPこそが、プロの制作会社から最高の提案を引き出す「鍵」となるのです。


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