Fubuki Journal

Webサイトの「目的」がブレる理由とは? 迷走を断ち切るKGI/KPI設定のワークショップ手法

2026年02月18日

『かくさん』こと、株式会社フブキ代表の角川英治です。

【結論から申し上げます。】

Webサイトのリニューアルで最も危険なのは、「とりあえず綺麗にしたい」「なんとなく売上を上げたい」といった曖昧な目的のまま走り出すことです。部署ごとに期待する成果が異なれば、サイトは一貫性を失い、結果として誰にも刺さらない中途半端なものになります。目的を明確にするには、単なる数値目標の羅列ではなく、経営目標(KGI)から逆算した現場の行動指標(KPI)を、関係者全員が納得感を持って共有する「言語化のプロセス」が不可欠です。本記事では、混沌とした社内の意見を一つにまとめる、プロ直伝のワークショップ手法を公開します。


なぜ「目的」が決まらないのか。それは「正解」が複数あるから

営業部は「即戦力のリードが欲しい」と言い、広報部は「ブランドイメージを上げたい」と言い、人事は「採用に効くコンテンツが欲しい」と言う。これらはすべて正解です。しかし、すべてを等価に盛り込もうとすると、サイトのメッセージは「ノイズ」に埋もれてしまいます。

Webサイトの目的が決まらない本質的な理由は、「何を捨てるか」の優先順位が合意できていないことにあります。

迷走を止める「KGI/KPI設計ワークショップ」の技術

フブキが実践している、具体的かつ論理的な合意形成のステップを紹介します。

  • 「ビジネスゴール」をKGIに再定義する 「売上アップ」ではなく、「Web経由の新規商談数を年間20%増加させる」など、経営指標に紐づいた具体的な数字をトップダウンで置きます。ここがブレると、後の議論がすべて空転します。

  • ユーザーの「行動変容」をKPIに落とし込む KGIを達成するために、ユーザーにサイト上でどんなアクション(資料ダウンロード、導入事例の閲覧、滞在時間など)を起こしてほしいかを洗い出します。ここで重要なのは、現場の人間が「これなら自分たちの努力で変えられる」と思える納得感です。

  • 「ロジックツリー」で因果関係を可視化する KGIとKPIを一本の線で繋ぎます。「事例を読めば、信頼度が高まり、問い合わせが増える」という因果関係をホワイトボード上で可視化することで、反対勢力の納得も得やすくなります。

「CCBメソッド」が導き出す全社最適の答え

個別のKPIを設定しても、それが部門間の対立を生んでしまっては意味がありません。そこで機能するのが、フブキ独自の**『CCB(Corporate Consensus Builder)』**です。

ワークショップ形式で経営層と現場の意見を衝突させ、それを統合していく過程で、「今のわが社にとっての最優先事項は何か」という全社一致の答えを導き出します。このプロセスを経て決まった目的は、プロジェクトの強い「背骨」となり、制作途中の迷いを一掃します。


結論:目的設定は「合意」というクリエイティブである

Webサイトはあくまで手段です。その手段を最大化させるのは、美しいデザインではなく、研ぎ澄まされた「目的の共有」です。ワークショップを通じて、社内のバラバラなベクトルを一つの強力な矢印に変えること。それこそが、プロジェクト成功の最短ルートです。

関連サービス:全社一致のブランドを創る「合意形成コンサルティング CCB」

Web制作前に全社合意を形成する独自メソッド『CCB』。ワークショップ形式で経営層と現場の意見を統合し、ステークホルダーごとの最適解を導き出します。単なる制作を超え、企業成長に直結する真のブランディングを実現します。

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