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「A/Bテスト」GoogleからHubSpotへツール移行をしてみませんか?

「Googleオプティマイズ」サービスが終了

Google オプティマイズのサービスが2023年9月30日に終了します。2023年7月から実施されるGA4への移行に伴うものです。今後、Googleでは、GA4でのサードパーティ製 A/B テストとのインテグレーションを見据えています。 

Googleオプティマイズとは?

Googleオプティマイズは、最適なウェブサイトのパターンを見つけ出すツールです。様々なパターンをテストしその結果をモニタリング。最も良い成果を出すことができるページのパターンを特定することも可能です。

特に有用なのが「A/Bテスト」です。A/Bテストとは、同じページで複数のパターンを用意し、それらをランダムに表示することで、各パターンの成果を調査するもの。

例えばパターン A をオリジナルとし、例えばパターンBはメインコピーのみ違うもの、パターンCはCTAボタンの色が違うなど、要素を変えたページを用意します。場合によっては、全く違うページを作成することもあります。

これらをGoogleオプティマイズで比較し検討。多様なパターンのウェブページをテストしその結果をモニタリングすることで、最も良いページを作成するという仕組みです。

A/BテストはHubSpotでもできる

このA/Bテスト機能ですが、HubSpotにも実装されています。技術的なスキルを持たない方でも、HubSpotのオールインワンマーケティングソフトウェアなどを活用することで、データに基づき最適なページをつくることができるのです。

具体的には下記プランの導入で利用ができます。

  • Marketing Hub Professional
  • CMS Hub Professional
     

もちろん他の無料のツールに比べ費用面での負担が生じます。しかし導入後すぐに使えるため、人的なコストや作業時間は抑えられます。またA/Bテストの効果をあげるためには、様々な要素を最適化したうえで統計的に有意な結果を見極めることが不可欠。継続的に追跡しコンバージョン率を高めていくことも必要です。つまり、有効なツールをサポートツールとして活用するのが成功の秘訣とも言えるでしょう。

なお、担当者が効果的にA/Bテストを実施できるよう、HubSpotは完全キットも有しています。入門ガイド、おすすめの有意性評価ツールについて、またテスト結果を継続的に追跡するのに役立つテンプレートなどが揃っています。

【外部リンク:HubSpot A/Bテスト完全キット】

「HubSpotでA/Bテスト」実行方法とは?

使うのはHubSpotCMSでのランディングページ作成ツールです。まずはパターンA用のランディングページを作成します。といっても他のページ作成と作り方は変わりません。

次に「ページの詳細」を表示し、そこから「テスト結果」タブを選択して表示します。「テストを実行」をクリックする → 実行画面でA/Bテストを選びます。これでパターンBなど、違ったバリエーションのページの作成ができます。

まずはバリエーションを登録。バリエーションのページは編集画面上部に「テストバリエーション」と表示されるのでわかりやすいです。なお、バリエーションを設定したあとは、バリエーションに応じて画面を切り替え編集できます。それぞれのバリエーションでテキストやCTAなど比較する項目を変えるなど編集を実施。A/Bテストの準備はこれで完了です。

この後は他のページと同じフローになります。公開されると、A/Bテストが実装された状態でページが表示されます。

結果は該当するページの「テスト結果」から確認できます。まずはメインパターンを決定、一覧表で「勝者」を選択していくことで、勝ちパターンだけが残り最適化されたページが構築されるというわけです。「勝者」が決まると、編集画面からテスト実行とバリエーション切り替えなど編集項目は消え「敗者」のパターンは表示されなくなります。

A/Bテスト×Chat GPTで最適なサイトも?

補足になりますが、A/Bテストを使った効率的なウェブ制作の方法もあるのではとフブキでは考えています。例えばAIチャットボット「Chat GPT」と組み合わせることなどです。

あくまで社内で試した結果(2023年4月現在)ではありますが、Chat GPTは短文の制作には向いているとの手応えがあります。一方で精度の高さを担保したり、完成形を作るには、人の手による調整も必要そうです。

これらを鑑み、Chat GPTにいくつかのコピー案を出してもらい、それを機械的にA/Bテストにかけ、人の手による調整をデータによる調整に置き換えるというのも、今後手法として採用できそうです。

もちろん、お客様の許可を得たうえで実施しますし、まだまだ最終的な人の目のチェックが必要ではありますが、今後の新しい可能性として検討する価値はあると言えるでしょう。

補足
Google ではすべてのユーザーに対し、2023 年 9 月 30 日までにオプティマイズのユーザー インターフェースから過去のデータをダウンロードすることを推奨しています。過去のデータへのアクセスには、Google Analytics Data API を使用します。なおサポート終了後は、ウェブサイト エクスペリエンスの推定結果と Google アナリティクスの過去の元データにアクセスできなくなります。

また近々(2023年5月頃)特定の外部A/BテストツールとGoogle アナリティクスを統合するためのAPI も公開予定です。

【外部リンク:Googleオプティマイズサポート終了のお知らせ】

 

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