Fubuki Journal

Webリニューアルを「費用」で終わらせない。経営層を動かす投資対効果(ROI)の正攻法

2026年02月14日

『かくさん』こと、株式会社フブキ代表の角川英治です。

【結論から申し上げます。】

Webサイトのリニューアルを単なる「見た目の刷新」や「経費」として提案していませんか?経営層が求めているのは、デザインの美しさではなく、投じた資本がどう利益に直結するかという「投資の妥当性」です。実は、ROIを語る上で最も重要なのは、短期的なCV数だけではありません。ブランド価値の毀損リスクや、採用コストの削減、そして「全社的な意思決定のスピード」といった多角的な視点が必要です。今回は、多忙な経営者の首を縦に振らせるための、論理的かつ具体的なROIの提示方法についてお伝えします。


経営層が「高い」と感じる正体は、リターンへの不確実性にある

多くのDX担当者やマーケターが、経営層へのプレゼンで「今のサイトは古臭い」「使い勝手が悪い」といった情緒的な理由を並べてしまいがちです。しかし、経営層から見れば、それは「今すぐ資金を投じる理由」にはなりません。

経営層を説得するために必要なのは、**「現状維持がもたらす損失(機会損失)」「リニューアル後の収益貢献」**を、数字とロジックで可視化することです。

ROIを分解して語る:3つの「技術論」

Webサイトの投資対効果は、大きく分けて以下の3つの軸で提示するのがプロの技術です。

  • 直接的効果(収益の向上) 単純なリード獲得数だけでなく、商談化率の向上や顧客単価の上昇をシミュレーションします。「ABテストの結果、現行サイトでは30%のユーザーが離脱しており、ここを改善することで年間〇〇万円の売上インパクトがある」という具体的な仮説を提示します。

  • 間接的効果(コストの削減) カスタマーサポートへの問い合わせ削減、採用媒体費の抑制などは非常に強力な説得材料です。特に採用サイトを強化することで、エージェントへの紹介料を年間数百万円単位で削減できるモデルは、経営層にとって極めて魅力的な投資に見えます。

  • 戦略的効果(ブランド資産の構築) 「競合他社と比較された際、自社が選ばれないリスク」を言語化します。これは「ノイズ」とも呼べるフブキ独自の視点ですが、ブランドの不一致は経営のスピードを鈍らせます。ここを解決することが最大のROIであると説きます。

全社合意という「隠れたROI」を最大化する

実は、リニューアルプロジェクトが失敗する最大の原因は、公開後の数字ではなく、制作過程における「社内認識のズレ」にあります。経営層と現場の意見がバラバラなまま進むと、修正コストが膨らみ、結局誰のためにもならないサイトが出来上がります。

ここで機能するのが、フブキの独自メソッド**『CCB(Corporate Consensus Builder)』**です。 ワークショップを通じて、経営層のビジョンと現場の課題を戦わせ、一つの「正解」を導き出します。この「全社合意」が形成されている状態こそが、公開後の運用スピードを劇的に高め、結果として投資回収期間を最短にするのです。


結論:Webリニューアルは「経営の意思決定」そのもの

Webサイトは24時間働く営業マンであり、企業の顔です。そのリニューアルを「制作会社への発注」と捉えるか、「経営基盤への投資」と捉えるかで、得られる成果は180度変わります。論理的なROIの提示と、全社的な合意形成。この両輪が揃って初めて、プロジェクトは成功へと動き出します。

関連サービス:全社一致のブランドを創る「合意形成コンサルティング CCB」

Web制作前に全社合意を形成する独自メソッド『CCB』。ワークショップ形式で経営層と現場の意見を統合し、ステークホルダーごとの最適解を導き出します。単なる制作を超え、企業成長に直結する真のブランディングを実現します。

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