── 作ってないと思っていた26年のこと
今朝、AIにゆるい質問をした。
「26年、人の事業をわかりやすくすることに時間をかけてきた。製造業から見ると、なんか作ってないかんじがする。他のことができたんじゃないか」
AIは、編集者、経営参謀、教える人、と候補を並べてきた。
「ぜんぶやってる」と返した。笑
作ってない、の正体
Web制作は請負だ。成果はクライアントの名前で世に出る。
製造業のように「これはうちが作った」と指させるモノがない。
でも、話しているうちに気づいた。
わかりやすくする、は手段だった。
私がつくってきたのは、合意だった。
社長と社員、会社と顧客。そのあいだに、同じ絵を見ている状態をつくる。
合意は手に取れない。だから、作った実感が薄い。
去年、知った名前
元OpenAIの研究者たちが書いた「AI 2027」というシナリオがある。
AIが人間を超えていく未来を描いた予測だ。
その結末で、米国のAIと中国のAIは互いに合意し、ひとつの後継AIをつくる。
その名前が「Consensus-1」。
シンギュラリティの行き着く先の名前が、コンセンサス。
私はこれを、去年知った。
1年遅れて、つながった
知ったときは、面白い話だと思っただけだった。
それが今朝、自分の26年と一本につながった。
つくる力がAIで溢れるほど、最後に残るのは「何に、誰と、どう合意するか」になる。
コンセンサスは、これから人類のキーワードになる。
ただ、物語の中の Consensus-1 は、AIどうしが人間抜きで合意した結果だ。
人類にとっては、バッドエンドのほう。
だとすれば、その手前で人間どうしがちゃんと合意できるかが、分かれ道になる。
自分しかいない、と思っている
合意形成のメソッドは商標もとった。
作っていないどころか、ちゃんと作ってきた。
人間どうしの合意を、26年仕事としてつくり続けてきた人は、そう多くない。
この分かれ道の手前に立つのは自分しかいない、と半分本気で思っている。
腑に落ちる、お手伝い。
── とはいえ、年に一度くらいは、また「他のことができたんじゃないか」と思う気がする(笑)。